Guide
使い方ガイド
このガイドは、抽出ツールで原稿を整え、タイミング調整ツールで秒数を付け、 SRTを書き出すまでの流れを一ページで確認できるようにまとめています。 OCRや既存原稿をそのまま公開する前提ではなく、人手確認を組み込んだ運用を前提にしています。
1. 原稿を整理する
最初の工程では、完成字幕を目指すのではなく、タイミングを付けられる下書きを作ります。 PDFや画像からOCRした本文は、固有名詞、数字、句読点、話者切り替えの順で見ると修正箇所が整理しやすくなります。 既存台本を使う場合でも、長文を一字幕に押し込まず、意味の切れ目ごとに分けていくのが基本です。

- 元資料の不要行、ページ番号、注記を先に削る
- 話者が切り替わる箇所で段落を分ける
- 固有名詞と数字を元資料で照合する
- 一字幕に入りそうな長さへ仮分割する
2. OCR後の直し方を決める
OCRは下書きを速く作るための補助です。抽出結果をそのまま字幕にしようとすると、 読みにくい改行や誤認識がそのまま残ります。おすすめは、不要行削除、話者区切り、 固有名詞確認、長文圧縮の順に直す方法です。ここで字幕単位が揃うと、後のタイミング調整がかなり安定します。
OCR直後:
本日は字幕制作の基本を 確認します
ページ 2
話者A えーと まずは原稿を 整えます
整理後:
本日は字幕制作の基本を確認します。
話者A: まずは原稿を整えます。3. タイミング調整の基準
タイミング調整では、秒数だけを伸ばしたり縮めたりするより、 まず文量を削れるか、二字幕に分けられるかを考えるほうが安定します。 冒頭、高速話者、無音明け、終盤の順に確認すると、 全体ズレと局所ズレを早めに切り分けられます。

- 冒頭の三字幕で全体ズレがないかを見る
- 高速話者の箇所で読了時間が足りるかを見る
- 無音明けやカット切り替えで開始位置を確認する
- 終盤で字幕が積み上がって遅れていないかを見る
4. SRT出力後の確認
書き出し後は、番号、タイムコード、改行、読了時間の4点を見ます。 特に、外部プレイヤーや提出先で一度読み込んでみることが重要です。 ツール内で問題がなくても、配信先で折り返し位置が変わることは珍しくありません。
- 番号抜けや重複がないか
- 開始と終了のタイムコードが逆転していないか
- 二行以内で読み切れる分量か
- 外部環境で一度読み込んで崩れを確認したか
1
00:00:01,200 --> 00:00:03,800
今日はSRTの基本構造を確認します。
2
00:00:04,100 --> 00:00:06,800
一字幕は一つの意味で区切ります。5. 失敗しやすいパターン
原稿整理と秒数調整を同時にやる、OCR結果をそのまま完成原稿だと思う、 一字幕の文量を減らさずに秒数だけ伸ばす、外部環境で確認しない。 この四つは差し戻しの原因になりやすいパターンです。 どこかで詰まったら、タイミングの問題なのか、原稿整理の問題なのかを切り分けてください。